恋愛と睡眠の不思議な関係
睡眠のすすめ
ヒトに必要な睡眠量には個体差があり、6〜8時間の場合が多いといわれています。
統計的には7時間の場合に平均余命が最も長くなるということがわかっています。
睡眠が不足した場合に最も影響のある精神活動は集中力ですね。
計算能力、記憶能力、連想能力などはそれほど変化しません。
睡眠の取りやすさにも個体差があります。
さらに、入眠時の身体状態や精神状態、外部環境に依存するため
睡眠が取りやすかったり、睡眠が取りにくいなど、同一個体でも状態による差が大きいです。
そのため、睡眠を快く取る為の安眠法が幾つも発明されています。
入眠ニューロンは体温の上昇によって活動が亢進するので、入眠前の入浴や入眠時に寝室を暖かくすることが有効です。
ヒトの睡眠は、脳波と眼球運動のパターンで分類できることが知られています。
成人はステージI〜REMの間を睡眠中反復し、周期は1.5時間程度です。
入眠やステージI〜IVとレム睡眠間の移行を司る特別なニューロン群が存在します。
入眠時には前脳基部に存在する入眠ニューロンが活性化します。
レム睡眠移行時には脳幹に位置するレム入眠ニューロンが活動します。
覚醒状態では脳内の各ニューロンは独立して活動していますが
ステージI〜IVでは隣接するニューロンが低周波で同期して活動します。
- ステージI
- 傾眠状態。脳波上、覚醒時にみられたα波が減少し、低振幅の電位がみられる。ステージI〜IVをまとめて、ノンレム睡眠と呼ぶ。
- ステージII
- 脳波上、睡眠紡錘 (sleep spindle) がみられる。
- ステージIII
- 低周波のδ波が増える。20%〜50%
- ステージIV
- δ波が50%以上。
- レム (REM) 睡眠
- 急速眼球運動 (Rapid Eye Movement) の見られる睡眠です。
脳波は比較的早いθ波が主体です。この期間に覚醒した場合、夢の内容を覚えていることが多いです。
レム睡眠中の脳活動は覚醒時と似ており、エネルギー消費率も覚醒時とほぼ同等といわれています。
急速眼球運動だけが起こるのは、目筋以外を制御する運動ニューロンの働きが抑制されているためです。
人間は、6〜8時間の睡眠のうち、1時間半〜2時間をレム睡眠が占めます。
記憶の固定にレム睡眠が必要だという説に対しては、支持しない証拠が多いです。